先日、木工のワークショップで子供用の椅子を作りました。
えほんママ、家でえほんパパとDIYでウッドデッキを作ったりしたこともあるけれど、椅子なんて作るのは初めて。ドキドキしながら行ったら、使ったことのない道具や見たこともない作り方で、とってもワクワク作ってきましたよ。作るのって楽しい!
前半はかんなを使って形を整えたり、ボンドやチップ(?)を使って組み立てて、後半はやすりがけ。前半、余裕♪と思っていたけれど、後半の面を整える作業はなかなか力仕事で二の腕パンパンになりました。えほんパパと一緒に参加して、それぞれ1台ずつ作ったのだけれど、さすがパパ!一生懸命磨いてつやのある仕上がり。みんなに褒められパパもご満悦♪
その椅子ですが
みっちゃん、こんなに喜んでくれました!
スツールにもなるタイプで、ちょど二つだったので一つを「テーブル」に、ひとつは「椅子」として置いてみたら、「みっちゃんのテーブルと椅子!」といって大喜びしてくれました。ママとパパがとっても楽しんで遊んできたわけだけど、パパとママがみっちゃんのために作ったのーなんてちょっと親らしさを今後伝えていくひとつのツールができて、こんなに喜んでくれたので本当に良かった!やっぱり手作りって楽しいです。
と、絵本と何にも関係ないえほん家族の日常の話をしたのは、「いす」のこの本を紹介しようと思ったからなのですが。
「みーんな いすの すきまから」
作:マーガレット・マーヒー
絵:ポリー・ダンバー
訳:もとしたいずみ フレーベル出版
くるまのカギをなくしてしまったパパ。おかげでうちはもうサイアク。くるまがないとしごとがないし、しごとがないとおかねがないし、ますますビンボー。あさからみーんな暗い気分。
そこで妹のマリーがとつぜん言います。「ねえ パパ あたしの まねを して いすの すきまを みてみれば?」って。
そこでイライラ髪の毛をむしっていたパパが、まさかと思ってイスのすきまに手をいれてあっちこっち探ってみると
でてくるでてくる、あんなものやこんなものや、そんなものまで!まだまだいっぱい、もっともっといっぱいいっぱいでてくるでてくる!!!
ごみくずも、ライオンも、ゆいごんも!
パパが手をつっこんだらニコって笑った「いす」。パパの手にもなにか触れたみたいでびっくりした顔をしてる。
この絵本、読んでいてとっても楽しい気分になるのだけれど、全部が全部、素敵なものが出てくるというわけでもなくて…。たとえば、「けばけばのひも」だったり「パンくず」だったり。だけれど、どんどん、これから何が起こるんだろうっていうような不思議なものがどんどん出てきます。えほんママが自分で読みながら思わず「えーーーーー!」って言っちゃったのは「あかちゃん」が出てきたとき。それもただのあかちゃんじゃなくて「○○○のかたわれ」だって言うんだもの、びっくり!
カラフルな絵もすてきで、コラージュみたいにいろんなテクスチャーが使われていたりするこの絵本。黒い縁取りがされている絵だったり、されていない絵だったり、画面も縦横無尽に使われている感じで、なんだかとっても忙しい感じもするのだけれど、でもテンポよく進んでいきます。なんだか最後のページでちょっとテンポがずれちゃったかなぁなんて、えほんママは思ったけれど、それでもなんとも楽しい絵本!
すてきなものは出てこなかったのだけれど
そういえば、最近、処分を決めた我が家のソファ。
じつはみっちゃんが生まれるずーっとまえにオークションで購入したものだったのだけれど、そろそろ処分をしようということになったんですね。スプリングが入っているからと粗大ごみでは回収してもらえず、とりあえず解体してみよう!とパパと解体してみたら…残念ながらこの絵本みたいに楽しいことは起こらなかったのだけれど、我が家には何の関係のない人の(以前の持ち主?)診察券や、我が家の猫の毛を解かすクシ、それからあんなものとこんなものが出てきたんです。だからもしかしたら、いすのすきまを探ってみたら、何か出てくるかもしれません。ちょっと手を入れてみて!